悩みに悩んでドン君に去勢手術を受けさせることにしました。今までも雄のワンコを飼ったことはあるので初めてではないのですが今回は本当に悩みました。
- 去勢手術のメリット
- 去勢手術のデメリット
- 予想される危険性及び合併症
- 手術にあたり承諾書や同意書にサイン
- 去勢手術当日の様子
- 術後の注意事項
- 帰宅後の様子
- エリザベスカラーとエリザベスウェアはどっちがいい?
- 抜糸はいつ?
- 費用について
- まとめ
先住犬は大型犬だったので手術を受けさせることについてあまり心配はしなかったのですが(先住犬が聞いていたら怒りそう・・・)小型犬なので心配でした。私の勝手なイメージですが小さい動物はすぐに死んじゃいそうで・・・
去勢手術のメリット
- 前立腺肥大や睾丸腫瘍、肛門周囲膿瘍などの発生を防ぐ(悪性腫瘍にはあまり効果は無いらしい)
- 男の子特有の威嚇行動やマーキングも抑制出来る(出来ない場合もあるそう)
- 性ホルモンによるストレス疾患が予防できる(ここ個人的には重要だと思う)
去勢手術のデメリット
- 基礎代謝が減少するので肥満になりやすい(太ると他の病気が出てくるよね)
- ホルモンバランスが崩れるので皮膚病などになる場合がある(個人(犬)差があるらしいが)
- 手術における合併症の心配(ここが一番悩んだところです)
予想される危険性及び合併症
- 手術中:麻酔リスク(不整脈、体温や血圧の低下、覚醒の遅延、心肺停止)出血、感染など
- 手術後:感染、内出血、陰嚢の腫れや炎症、術創の離開、腎肝心臓、呼吸器、脳疾患の発現と増悪
子供を望まないペットなのだから去勢手術をするのが当然だと思っていたけれど、こうやって見てみるとかなりのリスクを伴うことが解りました。
手術にあたり承諾書や同意書にサイン
先生から上記の内容を説明されました。この段階ですでに弱気になってしまいます。ドン君は先生に遊んでもらえて楽しそうでしたが(;^_^A
手術の日が決まったらその一週間前に血液検査をします。人間同様に当日は食事抜きになります。ワンコなので理由を説明するわけにもいかず本当に可哀そう。
血液検査で問題が無かったので一週間後に予定通り手術をすることとなりました。飼い主がサインするのは手術の承諾書、心肺蘇生に関する同意書です。読めば読むほど怖くなりました。
去勢手術当日の様子
手術前日の23時から絶食です。これはまあいつも通りなので問題ありませんでした。手術当日は6時から絶食はもちろんお水を与えることも出来ません。喉が渇かないように出来るだけ大人しくしてほしいのに何も解っていないドン君は朝から走り回るので抱き上げると手をペロペロ舐めてきます。きっとお水を欲しているのね、ごめんね(´;ω;`)
手術は12時からですが10時過ぎには病院へ行き、手術前の最終チェックを受けます。12時から始まった手術は30分程度で終わりました。一度自宅へ帰っていたところへ手術が無事に済んだ旨の連絡があり、麻酔からも覚めたということでちょっと安心しました。
術後の注意事項
12時に手術をしたのですが20時までは水を飲ませない。当日は点滴もしているので食事を与える必要は無いとのこと。どうしても与えたいという場合は少量を必ず見ているときにと言われました。口や喉に麻酔の影響が残っているとのどに詰まらせたりしてしまうらしいです。
術後は患部を舐めたり縫った糸を引っ張って傷口が開いてしまうのを防ぐためにエリザベスカラーを装着して退院となりました。処方された薬は抗生物質4日分と消炎鎮痛剤2日分でした。どちらも美味しい薬なのか錠剤でしたがポリポリ食べてくれました。
帰宅後の様子
去勢手術は日帰りでした。18時には病院へお迎えに行って自宅に帰ってきました。いつものように走り回ったらどうしようかと思っていましたが、ぼーっとしています。エリザベスカラーをあまり気にする様子はないのですが上手く歩くことが出来ません。
今までトイレの失敗がほとんど無いドン君ですが寝床に座ったままお漏らしをしてしまいました。トイレの失敗はお互いにストレスになりそうなのでマナーベルトを付けました。
エリザベスカラーとエリザベスウェアはどっちがいい?
先生と相談したときにエリザベスウェアは傷口をいじってしまう場合もあるとのことでエリザベスカラーを勧められたのですが、ドン君が不器用なのかご飯を食べようとしても水を飲もうとしても上手く出来ません。エリザベスカラーを外してご飯をお水を上げました。でもちょっと目を離した隙に傷口を気にして舐めようとします。
やっぱりエリザベスウェアの方が良いかも?って思ったときに閃きました。赤ちゃんの頃着ていた洋服をお尻に履かせてみると意外と上手く収まりました。とりあえずマナーベルト&着れなくなった洋服でなんとか乗り切れそうです。とはいえ目を離すときは心配なのでエリザベスカラーにしています。
3日目くらいには徐々にエリザベスカラーにも慣れてきてつけたままの時間も増えてきました。ワンコの適応力はすごいですね。エリザベスカラーを付けたままでもおもちゃで遊べるようになってきました。
抜糸はいつ?
先生からの手術前に受けた説明では7~10日の間に抜糸と伺っていました。実際にドン君が抜糸したのは8日目です。傷口も綺麗にくっついていて抜糸もハサミでパチンパチンと切って一瞬で終わりました。
費用について
合計で35,305円でした。この中には薬代、エリザベスカラー、抜糸の日の診察料も含まれています。他と比べていないので高いのか安いのか分かりませんが、手術について詳しく説明してくれましたし術後も何か不安なことがあるか変わった様子はないかなど連絡をいただいたのでとても満足しています。
まとめ
今回の去勢手術で一番可哀そうだと思ったのは手術当日(前日からも含め)の絶食と絶水です。もちろん手術後の痛みやエリザベスカラーによる動きづらさもありますが痛みは薬で和らげることが出来ますし、エリザベスカラーは傷口を舐めないようにするための物なので出来るだけ目の届くところで一緒にいることで装着時間を減らすことができます。
去勢手術や避妊手術についてはいろいろな考えがあると思いますが、私が一番に考えたのは発情期における精神的ストレスを消失出来ることが重要じゃないかと。もちろん病気の予防とかもあるけど、やりたいのにやれないって可哀そうじゃない?
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。