Sloth Diary

旅行と美味しいもの、たまに毒を吐きジャニーズについて叫ぶ

備忘録ー2018早春のオランダ旅行

オランダ旅行に一緒に行った友人は私が20代のころから姉のように慕っていた人です。家庭とか家族というものに縁の無かった私に学校では教えてくれない事(家庭で普通に身に着く常識のたぐい)を教えてくれたのが彼女です。ちょうど去年の今頃、旅の計画をしていました。

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オランダ旅行

 

オランダのチューリップが見たいという彼女に3月ではまだ早いからもう少し後のほうがいいのでは?と私が提案するも余命を宣告されていた彼女は待てないと言い、そこから怒涛のオランダ旅行計画が始まりました。

 

私たちはその時、居住地が離れていたのでLINEで旅行の計画をやり取りしました。航空券やホテル、チケット等々決めることが多くて大変だったけどそれも旅の楽しみですね。

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アムステルダム

そして3月末にオランダへ到着、ここから10日間の旅が始まります。3月のオランダはまだ寒いです。コートはもちろん必要ですし手袋もあった方がいい気温でしたが彼女は念願だったオランダに来れてとても元気です。

 

キューケンホフ公園

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キューケンホフ公園

 

チューリップで有名なキューケンホフ公園へはアムステルダム駅前から出発する現地ツアー(往復のバスと入場券のセット)で行くことに。このツアーはアムステルダム中央駅の川を挟んだ対岸から出発するので対岸へ無料のフェリーで移動しました。キューケンホフ公園まではバスで1時間弱かかったと思います。まだ外のチューリップは寒そうに凍えていましたが温室の中は綺麗に咲いていました。

 

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キューケンホフ公園

往路のバスで流していた映像では広大な農地に咲いたチューリップの花と球根を輸出するために大きな機械で一斉に刈り取っていました。必要なこととはいえ綺麗に咲いたチューリップが刈られていくのは寂しいですね。

 

 

アムステルダム郊外の市場 

料理が得意な彼女はアムステルダムの市場が見たいとバスで市場まで移動しました。アムステルダムのバスには乗り放題のチケットがあります。そこは便利なのですが路線が複雑で観光客には少し使いづらいかったです(;^_^A

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アムステルダム近郊市場

 

アフターヌーンティへ 

アムステルダム在住の知人からお勧めされたカフェでアフターヌーンティを頂きました。思い描いたいたものより地味なケーキ、そして市場の食材などからオランダという国を少しだけ理解したような気がします。質素倹約をよしとするプロテスタントの名残なのでしょうか。

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アフターヌーンティ

 

ゴッホミュージアム

オランダに来たら絶対行きたいと彼女が言っていたゴッホミュージアムへ行きました。ここは長蛇の列になることもあるので日本で事前に日時指定のチケットを購入しておきました。中は撮影禁止となっています。残念だったのは彼女がお目当てにしていたAlmond Blossomがちょうど日本に渡っていたことです。私はゴッホにあまり興味が無かったのですがゴッホの描く農民の絵は素朴で力強くて好きになりました。

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ゴッホミュージアム

 

ベルギーへ小旅行

足を伸ばしてベルギーの古都ブルージュへ行きました。ブルージュへはアムステルダム中央駅からアントワープ経由で3時間くらいかかります。ブルージュで1泊して街を探索しました。

 

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ブルージュ運河

寒くてもブルージュに来たら運河巡りをしなくては!ということで乗船しました。船から見る景色は街からのものとはまた違い、髭のキャプテンもダンディで素敵でした。

 

その後はマルクト広場の鐘楼に登ることにしました。ここは366段の不揃いな螺旋階段しか登る方法がありません。でも登り切った先には古都ブルージュの街並みが広がり、間近に見るカリヨンはとても迫力があります。

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ブルージュ鐘楼

鐘楼から降りてきた時、カリヨンが素敵な音楽を奏で始めました。しばらく私たちはその音色に聞き入っていましたが目の前にはチョコーレートのお店ピエールマルコリーニが( ´∀` ) ベルギーといえばチョコレートとワッフルです。想像していた以上に美味しいのはこの街の雰囲気がそうさせているのかもしれないですね。

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チョコレートドリンクとワッフル

翌日は電車でアントワープ大聖堂(聖母大聖堂)へ向かいました。フランダースの犬がベルギーでの知名度がどんなに低かろうとも、世界名作劇場を見て育った日本人の心にはネロとパトラッシュがいるのです。ベルギーまで来て見ないわけにはいきません。そしてこの大聖堂、ルーベンスのキリストの昇架など有名な絵画が無造作に飾られています。アントワープ大聖堂は入場料が6ユーロ、ルーベンスの絵はただで見れます(*^^)v

 

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アントワープ大聖堂と聖母被昇天

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アントワープのネロとパトラッシュ

長いことアントワープ大聖堂にいました。私は歩き疲れていたので大聖堂の中をひとまわりすると椅子に座って休んでいましたが、聖母被昇天の前から動かない彼女は何を思っていたのでしょうか。しばらくすると私のところに来て「長いこと見ていたのに黙って付き合ってくれてありがとう」と言いました。

 

この旅で彼女は私に何度もありがとうと言っていた気がします。私は彼女から余命宣告の話をされていてもどこか信じることが出来なくて普通に接していました。今の私があるのは彼女のおかげで、ありがとうを言わなければならないのは私の方でした。「今までありがとう」

 

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キューケンホフ公園チューリップ